かかっている効果を計算しないとビッグパラソルについて

少し分かりにくいかかっている効果を計算しないとポケモンのどうぐのビッグパラソルについて、上級プレイヤー用ルールガイドを根拠に示しながら解説します

上級プレイヤー用ルールガイド ver 2.2

問題

相手のバトル場にポケモンのどうぐのビッグパラソルをつけたザマゼンタVがいます。特性ふくつのたてははたらいています。

自分のバトル場のいちげきウーラオスVMAXのキョダイイチゲキでザマゼンタVにダメージを与えられますか。

カード画像

この問題のポイント

ビッグパラソルがない場合は、かかっている効果を計算しないによりダメージを与えられる。

ではワザの効果を受けないビッグパラソルがついているとどうなるのか。かかっている効果を計算しないの影響を受けずダメージを与えられないのかどうか。

答え

A.ダメージを与えられる

理由

かかっている効果を計算しないはワザの効果ではないため

またかかっている効果を計算しないはダメージの増減に関わる効果が対象で、ビッグパラソルの効果を無効にしているのでもありません

根拠

かかっている効果を計算しない

ダメージの増減に関わる効果が対象

まずこの根拠を示します

※P23/68

ここにダメージの計算を処理するときに行います。と書かれています。

ダメージの計算を処理するときとは何を指しているのか?

※P4/68

この4.ダメージ計算です

ワザの効果を受けない

次にワザの効果を受けないは何を指しているのか

※P38/68

対象になるのは5.ダメージ以外の効果

これには3. ワザの説明文に「ダメージを与える前に」とある場合、その内容に従います。も含まれる

※P4/68

ではかかっている効果を計算しないは5.ダメージ以外の効果なのか?

これはダメージの計算を処理するときに行うため、4.ダメージ計算のダメージに関する内容です

まとめ

• かかっている効果を計算しない→ワザのダメージに関わらないビッグパラソルの効果は関係がない
• ビッグパラソル→かかっている効果を計算しないはワザの効果ではなくダメージに関する内容で関係がない

反省

ワザの下に書いてある文章はダメージと書いてあればダメージで、それ以外は効果と覚えていました

がこの覚え方が間違っていました

山札は非公開情報だからで覚えるとポケモン通信の対象なしができるのかどうかで引っかかるのと似たようなものです

なるべく上級プレイヤー用ルールガイドを根拠にして覚えましょう

1/25 イベントオーガナイザー試験合格

合格通知届きました！

が正式に資格が付与されるのはやはりバッジ(ピンズ)を受け取ってから

3/3 登録証とピンズが届いて正式付与

試験申し込みから数えて4か月。ついに終わりました。

シェイミEX(セットアップ)等が禁止された改定後のエクストラレギュレーション雑感

明けましておめでとうございます。

今回はエクストラについての記事です。なお私はエクストラにわかのため、考えが間違っていると思われますがその点はご了承ください。

11月にエクストラバトルの日初参加しましたが、全敗しました

yoshinanipokeca.hatenablog.jp

まとめ

• エクストラの構築が大幅に変わる
• スタンの延長でも十分になった
• むしろエクストラの強力グッズは最初から必須だからと入れない方がいい

12/25 エクストラ界隈に激震が走る

www.pokemon-card.com

　実は少し前から海外ではこれらのカードは禁止になっており(一部カードはもっと前から)、当然PTCGOでも使えなくなっていました。ただ日本ではオカルトマニアが使えるし禁止はないんじゃないかと思っていました。がオカルトマニアとともにシェイミEXが日本でも禁止になりました。そのほかの禁止カードは上記の公式ページをご覧ください。またリセットスタンプ等の以前から禁止になっているカードもお忘れなく。

www.pokemon-card.com

　なおエクストラバトルの日が改めて開催決定しましたが、またしても緊急事態宣言が発令され中止になりました。まだどこで何時からというのは決まってませんでした。デッキはガブギラホミカで参加するつもりでいました。

なぜ回収ネットではなくシェイミEX(セットアップ)が禁止になったのか

まず問題の2枚のカードがこちら

　シェイミEXでドロー→回収ネットでシェイミEXを戻す→また手札を減らしてシェイミEXでドローができます。これによりレシゼクはスカイフィールドが不要になったそうです。

　特性の1回使えるは場(バトル場とベンチ)から離れるとリセットされます。そのため本当にターンに1回しか使えない制限(以下ターン1制限)を付けるためには、この番、すでに別の「〇〇〇」を使っていたなら、この特性は使えない。というテキストが必要です。

　これは回収ネットではなく、回収ネットに対応していてなおかつターン1制限のないシェイミEX自身に問題があるからと考えられます。

　シェイミEXは剣盾開始以降クイックボールでも加えられるようになった時点で相当だったと考えています。以前なら特性を使う関係上、どのデッキにも入るボール系の中ではハイパーボールで加えるしかなかったはず。それだけならデデンネGX(プレボと電磁レーダーも対応)やクロバットVにも同じことが言えます。

　ただこの2匹はシェイミEXの反省を生かしターン1制限がかけられています。回収ネットにも対応していません。しかしシェイミEXはその制限がない。よってシェイミEXを禁止にするしかなかった。

　ちなみにセットアップでない草タイプのシェイミEXもいます。こちらは禁止になっていません。

今後のエクストラのデッキ構築

　ドローポケモンはスタン同様デデンネGXとクロバットVに頼るしかないでしょう。それかドローポケモンに頼らず勝てるデッキを作るか。オカルトマニアが禁止になったためシルヴァディGXのような置き型ドローポケモンも出番が増えそう。アビスハンドのオクタンはデッキによっては今までも使われていました。

　ただそれでもシェイミEXよりドロー力は落ちます。それによりサーチカードに頼りすぎるのは危険で、スタン同様現物を増やした方が回りやすいのではと考えました。

　サーチカードの例としてエクストラで必須と言われるバトルサーチャーとバトルコンプレッサーを挙げます。

　バトルサーチャーは強力な反面、トラッシュにサポがないと使えず、自身のサーチや回収手段に乏しい欠点があります。スタンで現役時は4枚必須だったと思いきや、当時からこれらの欠点を理由に4枚採用は疑問意見も決して少なくありませんでした(Twitter内検索より)。

　トラッシュに落とすならバトルコンプレッサーがあります。このカードはサーチャーと異なりいつでも使えます。がカードパワーが高すぎて入れる枚数に困る稀なカードです。まずサーチャー同様自身のサーチ手段に乏しいです。初手で使いたいなら4枚入れたいのですが、1回使えるだけでも非常に強力で1試合で使う枚数を考えると4枚は多すぎに思えます。が初手で使いたいなら4枚必要。と強すぎて逆に難しいカード。

　これらのグッズは最初からエクストラでは必須だから入れて組むより、まずはスタンの延長で組んでみるのもいいかもしれません。サーチャーとバトコン、割愛しましたがトレーナーズポスト等はより回りを良くするための調味料程度という考えでも十分でしょう。

　サーチャーも場合によってはボール系でサーチしやすいワタシラガVの方がいいケースもありそうです。またサンムーンから始めたプレイヤーにとっては忘れられない、山札から好きなサポートサーチのテテフGXがいるだけでもかなり回りが良くなると思います。

　時々追記しますがまずはここまでにします。最後まで読んでくれた方ありがとうございました。