ポケカと関係のない内容ですが、これは書いた方いいと思いました。先駆者はいますが私なりにまとめます。
携帯キャリアの実質価格、縛り、違約金はよく問題にされますがインターネット回線も同様です。金額の大きさと複雑さがさらに増しより強烈になっています。
この記事は価格.comから申し込んだSo-net光の月額料金を解説します。
ちなみに私はスマホは2年半前までdocomoでしたが、割引が受けられなくなったのとちょうど2年更新の月だったので格安SIMのmineoに移りました。
問題点
3年間契約しキャッシュバック(以下CB)を毎年受け取れば得なのは本当です。
しかし毎月請求される金額が申し込む時点では非常に分かりにくい。
2021/8/22
無事最後まで受け取れました。3年間長かった。
非常に分かりにくい月額料金解説
3年契約(携帯キャリア同様自動更新)のため3年目まで記載。
ちなみに違約金はSo-netだけでなく価格.comの違約金も発生し合計43,000円になります。さらに工事費も分割払いのためその残額も追加です。
契約した月の3年後の翌月に解約(退会)するしか違約金を回避する方法はありません。以降は価格.comの違約金は発生しなくなると思いますが不明です。
私が契約したのは2018年9月ですが、今から契約する場合の金額で解説します。
出典(2019/10/30時点) https://kakaku.com/bb/plan.asp?bb_planUnitCD=2651410&bb_pref=13kakaku.com
3種類の月額の意味
3種類の月額が出てきます。最初にそれぞれの意味を説明します。
- 実質月額→CBを引いて割った金額
- 平均月額→CBを引かずに割った金額
- 実際月額→実際に毎月請求される金額
ややこしいですね。
実際月額とキャッシュバック表
次に実際月額(実際に毎月請求される金額)とキャッシュバックはいくらなのかを示します。
実際月額 | CB | |
---|---|---|
1年目 | ¥1,848 | ¥23,620 |
2年目 | ¥5,478 | ¥20,100 |
3年目 | ¥5,478 | ¥15,300 |
安いのは1年目だけで2年目からは割引一切なしの月額を請求されます。これを隠すために巧妙な手口を使っています。
1年目
なんと(実質)月額1円で使えます。
これは明らかにおかしいと気付きます。1円/月の下に書いてある通りCBを引いた月額です。
しかしそれだけでは終わりません。
- CBを含めた実質月額(1年目なら1円)
- CBを含めない平均月額(1年目なら1,969円)
2種類の金額が記載されていますが、どちらも実際に毎月請求される金額ではありません。
1,969円/月の下にある内訳を開くと…
実際月額が出てきました。1年目は1,848円です。では先ほどの2種類の金額(実質月額と平均月額)はどういう根拠で出たのでしょうか。
算出根拠
総支払額を出して月で割ると出ます
平均月額
3,300+1,848*11=23,628
23,628/12≠1,969円
実質月額
23,628-23,620=8
8/12≠1円
2種類あればどちらかが本物という思い込みを利用したトラップ。
次からが本番です
2年目
月額3,724円と思っていましたが…
なんと実際月額は5,478円。
2年目ではなく2年間と書いてあるためこれは1年目も含めた平均です。当然CBは1年目との合計金額。
算出根拠
2年=24か月
平均月額
23,628+5,478*12=89,364
89,364/24≠3,724円
実質月額
89,364-43,720=45,644
45,644/24≠1,902円
割引のある1年目を含めているため平均が下がっています。
3年目
2年目と同様。3年間なので1年目と2年目も足した平均です。
CBは1年目と2年目との合計金額。
算出根拠
3年=36か月
平均月額
89,364+5,478*12=155,100
155,100/36≠4,308円
実質月額
155,100-59,020=96,080
96,080/36≠2,669円
まとめ
こういう表記するのは本当にやめて欲しい(怒)
実質月額のカラクリを見抜いたと油断させて、平均月額というさらなるトラップを仕掛けるのには脱帽しました。実際月額も書いてありますが内訳を見ないと分からず、実質と平均を目立たせています。
実質だけでなく月額の前に余計な言葉が付いていたら疑うべきだと学びました。回線そのものは問題なく(時々繋がらなくなるのはルータが原因)、カスペルスキーが契約している限り付いてくるのはありがたいのですが。